診療一口メモ
「コロナうつ」かな?
新型コロナウイルス感染症によって、私たちの生活は激変しました。気持ちがくすぶっている方も多いことかと思います。最近では、「コロナうつ」という言葉を目にするようになりました。「コロナうつ」とは、正式な医学用語ではありませんが、新型コロナウイルス感染症拡大のために心の不調をきたしている状態をイメージしやすい言葉だと思います。
さて精神科では、認知療法という心理療法を行うことがあります。現実に対するものの見方、受け取り方(思考)の幅を広げることで、感情の乱れを改善させる治療法です。マイナスにしか思えない状況でも、マイナスに考えすぎてはいないか、何かプラスの要素がないか、今一度考え直してみると、気分が変わってくるかもしれません。コロナ禍を乗り越えるのは大変なことに間違いはありませんが、プラス面もないでしょうか。
あまりに暇なので家庭菜園をしてみたら、美味しい野菜が採れた。草取りの時の腰の使い方が上手くなった。10万円はもらえた。懐かしいTVドラマが見られた。遠方の知人にリモートでラクして会えた。ユー・チューブで何でも分かることが分かった。部屋の模様替えが出来た、などなど。
よろしければ、皆様も色々とお考えください。
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岡山市医師会“診療一口メモ”係